入院5日目

本当に頭痛あるのだろうか。俺の感覚としてはあるんだが。

ごくふつうに人としゃべることができる。頭が朦朧とするんじゃなくて頭痛だからしゃべるくらいできるんだけど、それに周りの糖尿病やら脳梗塞やらのじいちゃんもよくしゃべるし。
でも症状が深刻でないことが不安。

先生が部屋に来てそろそろ手術の説明するから家族を呼んでねと。
なんだかそれまでの時間、ずっとPC触ってて会話もすばやく可能で、「今は」そこまで頭痛来ていないし顔色も悪くない。健常者だ。もともと頭痛以外は健常者だが。

そうすると俺もなんかさ、本気出せば大学行けるんじゃないの?みたいな感覚があってさ、今だからそんなこと考えられるんだけどさ。5月は今の数倍ひどかったし常に徹夜明けの23時みたいな体調だったし。喉元すぎればなんとやら。

先生がなかなか良い顔をしているのだが目が笑ってない。なんかおまえ嘘ついてない?みたいな目に感じちゃった。医者は作り笑いででもそうしなきゃいけないってわかっているんだが。
そして目が笑ってないってのも、かってに俺が疑心暗鬼になりマイナスの空想をし不安がっているだけじゃないかと。

結局一番怖いのは周りの目と自分の性格。ぜんぶ同情されたら俺はこんな頭痛くらいどうでもいい。