泣くことができない

わざと泣くということができない。わざとでも本当に自分が可哀想なら泣くとスッキリする。
前はできてたのに。

たぶん今の俺は割と動けそうだから、自分が可哀想じゃないから、泣けない。
前はどうしようもなさがあった。
前は恐ろしいなにものかにおびえるつらさ、今はリアルな絶妙な、クラスで一番にできる人なら踏み台にして東大行けそうなつらさだ。俺はそれができるかは知らんが、理不尽さは感じない。
以前のつらさは耐えろなんて間違っても言っちゃいけないつらさだった。人間失格の最初の方に似たような表現があったけど、このつらさを人に渡したら発狂して死ぬかもね、みたいな大変なものだった。
自分がそういう状態を知ったら人がつらいということにもおおらかになれた。中1くらいのときに鬱は甘えみたいなこと言ってたから俺もだいぶ進歩した(当時の小さいネット人間関係のなかでも数名傷つけたきがするのでここで謝罪する)。今は鬱は積極的に甘えていけと思っている。

理不尽に怯えない代わりにただ頭痛はひどくなったけど。この頭痛を無視できるくらいがんばれれば俺も改めて大学に受かれるぞ。まちがいない。でもこれまでやってきたように泣いてすっきりしたいなあ。
あのときよりは人生マシじゃないか、って思考がジブンカワイソウをネタにして泣くことを邪魔する。

以前のメンタルは人には見せられない。崩壊してないけど崖から片足は放り出してしまっていた。ついに落下しながら人に迷惑をかけても死ななきゃいいから満身創痍で助かれと考えた瞬間、わりあい丈夫な足場があってそれが今。

確かに動けそうだし動いたら変われる。でも動いてないんじゃ同じだ。俺はいま転機だ。動けば変えられる。
3年前も5年前も成長できなかったしバカにされた。やっと今なにか来てるんだ。
それが脱線人生への開き直りによって到来したのが面白い。

周りも俺もガキンチョだった中2の時分におれは成長が止まった。

俺をバンドに誘っては企画だおれになり、俺が買った楽譜は借りパクしやがって学校サボるからだよーバーカみたいなことをのたまったHくんは真面目くんになって国立の教育学部だとさ。死ね。
人の気持ちがわかったつもりになって中2の教え子の気持ちがわからぬまま刺されて死ね。

俺は悔しい。失った幾年。
俺が自分を立てられれば今はクズにしか思えないHくんのことなんて頭から消えるだろう。
全く自分を立てられないからこうなる。
何年も能力以下のパフォーマンスしか出せずそれに応じた扱いを受けていたことに自分で情けなく悔しい。

まあがんばりますわ。
泣けない時はノスタルジックな曲を聴けば泣けたりします。